こんにちは「表札の匠」店長の下條です。
よく「表札はお家の顔」と言われますが表札とはいつ頃から普及したモノでしょう?
実は現在のように使われるようになったのは、それほど昔の話ではありません。
意外と浅い?表札の歴史
我が国の表札の歴史は約150年前、明治初期になります。
戸籍法により名字を名乗ることが義務づけられ、郵便制度が始まってからだと言われています。
それまでは武士や名字を許された商人の邸宅などに掲げられていた程度で一般的なモノではありませんでした。
150年って意外と最近だと思いませんか?
表札って古来からあるもので伝統的な選び方や付け方のお問い合わせを頂くこともありますが歴史は意外と浅いです。
伝統など気にせず、自分のお家に合った、自分の付けたい表札を選んでください!
表札の役割も時代で変わる?
個人名の表札という文化が無い欧米では、通り名や番地表記のみなので、前の住民宛の荷物や郵便物が届くことがけっこうあるそうです。
日本で郵便物を正確に届けられるのは、住所と表札に記された名字の両方を使って配達をしているためですね。
宅配ロッカー、コンビニ受け取りなどを利用して自宅へ荷物を配達してもらわずに受け取る方法も普及しています。
自動配達などの技術が成熟すると「正確な郵便物の配達」という表札の役割りは必要なくなり、外に向けて名前を表示する表札というものは、無くなって行くのかも知れませんね。
もしかしたら郵便受けや宅配ボックスにICチップが埋め込まれ、尋ねてくる人もスマホをかざせば、住民の名前程度の情報を見ることができるとか。
そうなると、ちょっと怖い感じもしますね。
表札はお家の顔
日本における表札の存在意義は「荷物を正確に運ぶ」「訪れる人が間違わずにたどり着ける」といった単純な機能だけではありません。
表札は150年の歴史の中で家の「装飾」という意味合いも大きくなってきました。まさに「表札はお家の顔」です。
特に昭和中期からデザインされた住宅が一般的になり、表札にも個性が求められるようになりました。
そして近年では、従来の天然木材の他に石材、鉄、アルミ、ステンレス、ガラス、アクリル樹脂など、さまざまな素材が使われています。
多種多様な「素材」「デザイン」「フォント」など、多くの組み合わせの中から選べるようになり、そのお家の人の趣味をあらわすアクセサリー的な役割を持つようになりました。
多くの組み合わせがあるからこそ、どんな表札を選んでいいか悩んでしまうかもしれませんが、その時間も楽しんで自分の欲しい自分の家に合った表札を探して下さい。
「表札の匠」は表札の専門店です。表札についてのお悩みは何でもご相談ください!
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