表札の匠、下條です。
前回、両面テープは、木やタイル、コンクリート素材など細かな凹凸がある素材には不向きであると書かせていただきました。
今回は、そのような不向きな素材でも両面テープでしっかりと表札を固定する方法をご紹介します。
使用する両面テープ
両面テープ(スコッチ超強力 金属・一般材料用 両面テープ)
粗いコンクリートの面も雨が降ると水分を含むため両面テープの粘着力が低下します。
そこで、このようなアクリル板を2枚用意しました。
今回は当店の端材を利用しているのでアクリルですが、腐食に強いステンレスやアルミ板でしたら厚みも薄く壁面と表札が近く接着剤で貼り付けたような雰囲気になります。
表札の裏面に接着剤でアクリル板を貼りつけます
壁面に貼りつけるアクリル板は、仮止め用に両面テープを使用しても良いと思います。
ごく軽い板でしたら数十時間程度でしたら両面テープでも充分に接着力を発揮します。
壁面にマスキングテープを貼ってから、水平器をあてて印をつけます
壁面にアクリルを貼りつけます
接着剤が完全硬化するまで待ちます
接着剤が完全に硬化したら、表札裏面のアクリルに両面テープを貼りつけます
取り付け箇所の下に養生テープで水平器を仮止めします
両面テープの離型紙をはがして
水平器に表札を乗せるようにして、あわせて持ちます。
このとき、表札裏面が壁面アクリルに触れないようにご注意下さい。
ピトッと触れるだけでも、くっついてしまいます。
水平器の気泡が真ん中にくるように調整して、壁面にそっと押しつけます。
水平器を取り外して完了です。