2019年10月台風19号:千曲川決壊
岡山県倉敷市真備町の災害復興支援が一段落し、民間のNPO主催のボラティアに参加していた私たちも解散をしたばかりの2019年10月13日、台風19号による豪雨のため千曲川が決壊し、広い範囲で洪水被害がでました。
私が真備で参加していた災害復興支援プロジェクト「め組ジャパン」も、すぐに現地入りをしたのですが、現地のボランティアセンター(VC)と調整の時間が必要とのことで、とりあえず私は、VC主催の一般ボランティアとして参加してみることにしました。
自治体募集のボランティアとして参加
真備が初めてのボランティアだったため、自治体主催のものがどのようなものか知らなくて、
どきどきしながら11月3日の朝、長野電鉄長野線の柳原駅近くの集合場所へ行きました。
東部文化ホールの敷地内に特設されたボランティア受付には沢山の人が並んでいて、順番に受付を済ませ、注意事項の説明を受けて送迎バスに乗り込んだのが10時過ぎ。
私たちが入ったのは長沼地区というところで、バスを降りて集落の中に入って行くと、泥をかぶったリンゴの木には収穫間近の真っ赤になったリンゴがたわわになっていました。
家の中は、ある程度泥が取り除かれていましたが、家の周りは泥が沢山残っていて、午前中は家の裏の泥をスコップですくっては、ネコ車に載せて決められたところへ捨てに行く作業。
午後からは、家の裏で泥に沈んだトラクターや乗用車を大人数で掘り起こす作業をしました。
千曲川という大河が決壊したためなのか、周辺のリンゴ畑の影響か不明ですが、泥は粘りがあって重く、足下は滑りやすい上、少し掘ると畑に使用しているマルチが出てくるので、泥かきは真備よりも大変でした。
そうして一日の作業を終え、長野駅近くの銭湯で身体を洗い、多目的トイレを借りて服を着替え、夜行バスで大阪へ帰りました。
め組ジャパンの活動に参加するもコロナに阻まれる
年が明けて2020年の1月12日~13日、2月23日~24日、め組ジャパンの活動に参加させてもらいました。
活動内容としては、柱や梁の泥をブラシでこすって落とすブラッシングで、休憩時間、住民さんが出してくれたリンゴがとても美味しく、お話しもいろいろと聞くことができました。
これから、月に1回くらいは参加したいと思っていたのですが、折からの新型コロナウィルスの流行で、それ以降は、地元の人限定となったため、私の長野での活動はそこで終了しました。
め組ジャパン自体も外部の団体と言うことで、活動への参加が制限されているようで主催者のパパラさん(今井さん)達はストレスが溜まって大変だろうと心配でした。
これ以降、災害ボランティア活動は、コロナ渦の活動として、少し変化していきました。