50から始める災害ボランティア【その1】

2018年7月西日本豪雨災害:真備町

こんにちは、店長の下條です。
2018年7月西日本豪雨災害による真備町の映像を見たとき、私が住む兵庫県から自動車で2~3時間の距離ということもあって、どうしても行かなければならないような気になりました。

ちょうど、キャンプ場を借り上げたボランティア村のようなところができていて、参加を打診すると快く受け入れてもらえたため、8月のお盆休みを利用して真備町へ行きました。

災害から一ヶ月が過ぎていましたが、道路は砂埃が舞い目を開けているのがつらいほどでした。
家の前などには湿って腐ったような廃棄物が出されていました。

仮設の廃棄場には、ひっきりなしにトラックが出入りしていて、大きな山がいくつもできていました。

私は、軽トラの運転もできませんし、電動工具の扱いもよくわかりません。そんな私の初めてのボランティア活動は、一軒の立派な土蔵のある古民家で、蔵の中に収納されていた家具の運び出しでした。 蒸し暑い蔵の中で濡れて重くなり異臭を放つお布団や、タンスなどを運び出しました。
それが終わると、水で崩れた土蔵の土をスコップで土嚢袋へ入れて運び出す作業でした。

一日の作業が終わると、ヘトヘトで張り切って着て新調したつなぎ服も下着までドロドロになっていました。
真備美しい森の拠点には、ボランティアで食事を作ってくれる人たちも来てくれていて、夕飯は贅沢なものではありませんでしたが、とても美味しかったです。


二日間の活動で体重が4kg落ちて、不純ながら少しだけ嬉しい気持ちもありましたが、自分一人が参加しても、できることって少ししかないんだなと実感しました。
でも、住民さんとも少しお話をしたり、参加しなければゼロだったけど、参加することで一歩だけ進むことができたと思います。
それから、1年と3ヶ月、土日の休みを利用して月に1回から2回参加させてもらいました。

最初の頃は、商店も無く、夜の街は明かりも見えない状態でしたが、時が進むにつれて、商業施設がオープンし、新しく建築される家も目立つようになってきました。

そして災害ボランティアとしての一区切りがつき、真備での活動が終了するということで
総社市の焼き肉屋さんでお別れ会をした直後、台風19号の長野市で千曲川の堤防が決壊しました。

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